Saturday, December 02, 2006

写真・絵で身長を推定

樋口一葉は140cm台、写真・絵で身長を推定
 明治時代に活躍した作家・樋口一葉(1872~96)の身長は、140センチ・メートル台前半だった可能性の高いことが、北里大学医療衛生学部の平本嘉助講師(解剖学)と山梨県の郷土史家矢崎勝巳さんの研究でわかった。

 解剖学や統計学の知識を基に、写真や肖像画から推定する方法を考案し、算出した。
 2人は、山梨県立文学館などの文献に残る樋口一葉の写真を分析。当時の和服を調べ、一葉が身につけていた和服の襟の長さ(幅)が6~6・5センチだったことを突き止めた。これを基にすると、一葉の上腕骨(二の腕の骨)の長さは25~27センチになる。
 縄文時代から現代まで、男女の身長と上腕骨の長さにはきれいな相関があるが、時代の食生活とともに大きく変わる。平本講師は、一葉の時代に最も適する身長の推定式を選び、上腕骨の長さを入れると、身長は、140・9~146・1センチと出た。
 文部科学省などの統計によると、一葉が亡くなった4年後(明治33年)の24歳女性の平均身長は146・1センチ。一葉はもっと大柄だったという資料もあったが、実は平均的な体格だったらしい。
 2人は、同様の方法で、戦国時代の武将、武田信玄を長谷川等伯が描いたとされる肖像画をもとに、信玄の身長を約162センチと算出。室町時代の男性の平均身長157センチよりやや高いことがわかった。
 矢崎さんは「身長を算出することで、歴史上の人物がより身近になる」と話している

 BY YOMIURI

  でもその絵とかが微妙だったらねぇ。

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