Sunday, April 08, 2007

今季初勝利ダルビッシュ

ダル今季初星!2戦連続14K
 ソフトバンク打線から14三振を奪い、今季初勝利を挙げたダルビッシュ=ヤフードーム
 伸び盛りの20歳は、最後の138球目もパワフルだった。九回二死、日本ハム・ダルビッシュが本多をこの日最速タイの151キロの速球で空振り三振に仕留めた。今季3度目の先発でつかんだ初勝利。「本当にうれしいです」と言葉を弾ませた。
 斉藤和とのエース対決で、打線が一回に3点を先取し「本当にありがたかった」。1点差に迫られた八回二死一、二塁の場面では、小久保を内角へのツーシームで詰まらせ、一飛に仕留めた。
 肉体に張り巡らされた感度抜群の神経がさえた。中垣チーフトレーナーは「彼は自分の感覚と実際の動きが一致するプロでも数少ない選手」と評する。ダルビッシュが自分の感触で口にする、わずか数ミリのフォームのズレは、VTRでチェックするとほぼ一致するのだという。
 この日も「前半は全然ダメでどうしようかと思った。下半身と体のメカニズムが狂っていた」と分析した。一回、立ち上がりに連打を浴び失点。だが二回以降はすぐさま修正し、自己最多タイの14奪三振を2試合連続で記録した。
 これには「えー、ウソッ?それ全然知らなかった」。そう言うほど1球1球に集中していたが、先発メンバーで、4番・松中だけ三振がなかったと知ると「取っときゃよかった」とポツリ。今は自分のボールに確かな手応えがある。
 初の開幕投手を務める2日前、入団以来世話になり続けた鎌ケ谷勇翔寮の菅野光夫寮長が亡くなった。シーズンを通した活躍での弔いを誓い、ようやく1勝をつかんだ。「それは本当に…、よかったです」。昨季5月からの連勝は11に伸びた。新エースの07年が幕を開けた。

デイリースポーツより
 ダルビッシュ、やっぱ調子いいのぉ。

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